タンゴの日

(National Day of Argentine Tango)

12月11日は、アルゼンチンの国家的記念日「タンゴの日」です。

2009年にユネスコの世界無形文化遺産に登録された「アルゼンチンタンゴ」ですが、多くの功労者の中でもとりわけ功績の大きかった

■カルロス・ガルデル(Carlos Gardel)
1890年12月11日 ~ 1935年6月24日
タンゴの歌手、作曲者、俳優

■フリオ・デ・カロ (Julio De Caro)
1899年12月11日 ~ 1980年5月11日
楽団代表、作曲者、バイオリニスト


このタンゴの巨匠(偉大なアーチスト)二人の誕生日が奇しくも同じ12月11日であったことから、この日が選ばれました。

そして、この日を「アルゼンチンタンゴの日」として祝日に制定するよう提言したのは、
■ベン・モラール氏(Ben Molar)
作詞・作曲家、音楽プロデューサー、フェルマータ・レーベル(Fermata)のオーナー
・・・という人物です。

彼のその着想から祝日の制定までには12年掛かりました。
最後の決め手になったのは、ブエノスアイレスのルナ・パーク(スポーツ闘技場)での「タンゴの 日の制定を支援するパーティー」を実施したことによります。

ベン・モラールは
■ファン・カルロス・ティト・レクトゥーレ(Juan Carlos "Tito" Lectoure)
ルナ・パークのオーナーオーナーであり、ボクシングの代表的プロモーターとして実力者
・・・へ協力を頼み込みました。

このパーティーにメディアが注目したおかげで、1977年12月11日。
ルナ・パークで実施されたパーティーには、タンゴ界の主要アーティストや楽団が参加し、フリオ・デ・カロは1万5000人もの参加者から誕生日を祝福されました。
壮観だったでしょうね。

それに先立つ1977年11月29日。
ブエノスアイレス市条例 で「タンゴの日」が制定され、
そして同年12月19日には、「タンゴの日」が国の祝日と定められました。

12月11日はタンゴの建国記念日としてマークされ、アルゼンチン人は彼らの豊かな音楽と芸術文化を意気揚々と祝います。タンゴはすべてのアルゼンチン人の心に寄り添うダンスで、その日はとても人気があります。毎年多くのパーティやフェスティバルが市内で開催され、数多くの熱狂的なタンゴコンテストが開催されます。

ブエノスアイレスの街への旅行者は、たくさんのタンゴのお祭りに没頭できます。ペイシータンゴの基本的なステップを教えたり、市内で最高のタンゴダンサーと一緒に踊ったりする準備ができる多くのタンゴスクールの1つに向かいます。または、街の多くのバーの1つで踊っている様子をご覧ください。ブエノスアイレスの特定の場所では、この国民の祝日を祝って、ダンサーが美しいダンスを披露しているのを見ることができます。

タンゴのナショナルデー中にブエノスアイレスを訪れると、多くのサイドアドベンチャーが始まります。ここは眠ることのない街であり、タンゴのイベントを除いて、一日中探索することがたくさんあります。
日中は、ブエノスアイレスの豊かで肉の多い料理を試したり、有名なワインを試したりするのが適切です。アート愛好家は、街中に展示されている興味深いストリートアートを探索できます。そして、誰もが毎日行われるワイルドなパーティーを楽しむことができます。

タンゴを取り巻く歴史と文化は、アルゼンチンではかつてないほど顕著ですが、タンゴの建国記念日ほどではありません。この機会を利用して、アルゼンチン周辺の展示、展示、ダンスパフォーマンスをご覧ください。ブエノスアイレスは、アルゼンチンのタンゴの日にぴったりの場所です。

アルゼンチン国内だけでなく、世界中のタンゴファンがこの日を祝い、ミロンガを楽しむのです。

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